「蛇の亜種」終演 -2017年も終わり-

2017年最後の出演作品

私オム x 宮下貴浩 プロデュース

えのもとぐりむアンコール作品

「蛇の亜種」

全15公演が無事に終演いたしました。



Bチームにて主演 マムシを演じ、Aチームにてワンシーンとはいえ組長を演じた

今年度の最後の出演作品

素敵な共演者たちと素敵な芝居作りで終えることができて良かった

観劇納めにも沢山の人が劇場へ足を運んでくれて嬉しかった


みんなみんなありがとうございました^^



写真は場当たりより沖田悟にて^^


「あれはあまりにも憂鬱な12月のことでした。罪を犯しました」

最初の群唱からエネルギーを貰った。自分の創造から拾える感情へぐいぐいと力を与えた群唱

みなちゃん こと 水原ゆき 

かんちゃん こと 栞菜

えりちゃん こと 岸田エリ子

そして千秋楽スペシャルの

みずやん こと 水谷千尋

彼女たちの作り上げた チホ・ナミ・サワ は素敵すぎて

毎日の公演を楽しくしてくれました^^

コウの花嫁ではムジナ演じてくれて僕の演じたアダルを殺した”しのさん”こと篠原功さんとも久々に共演。Cチームではマムシを演じてさすがの男気溢れる芝居でいくつもが嫉妬したww

去年のお子様ランチ以来の青地くんとも今回はいろんな役で絡めて楽しかった^^


マムシという役は4年前の一ヶ月12作品ロングラン公演にて干支から一つずつ作品を

えのもとぐりむが考え出した時に、「蛇の亜種」というタイトルだけを

稽古初日に持ってきたところから生まれてきた

僕を信頼して、えのもとがマムシを創りだし、僕を光らせてくれる役でもあると信じて

初演の時はがむしゃらに向き合ったのを今でも思い出す

4度目の再演にて改めて0から挑戦し出した時、初演の自分の無力さを感じるくらい

今回は色んなことに気づいた

でも考えたことでもなく、感じたあの初演のパワーもまた

自分があの時生み出したものだったなぁと感じることもあったりして

とても面白かった今回の挑戦

約一年半ぶりに受けた私オム(本川迅)の演出は

この短い期間でここまで成長したんだと思わせる演出っぷりで

稽古場では驚きと楽しみが溢れ

成長しなきゃと思わせてもらえる挑戦の毎日だったなー

蛇の話ということで

りんごを一つのアイテムにして書き上げられてく

えのもとのハードボイルドながらオシャレに詩的なこの作品は

改めて挑戦して本当に楽しい本だなと感じた

挑戦の一つだったのはやっぱりこのシーン

何人かには痛くて見てられなかった

目を背けちゃったと言われてしまいましたが

それでもこの極限状態にいききるという挑戦は

改めての挑戦の中でとてもとても汗をかいた

常人を逸脱したこの考え方

行動

愛が故?でもなぜそこまで?

全てはマムシの生まれと育ち方だったんだろうなと思うと

チホという存在はどれだけマムシを救っていたのだろう

自分でも訳のわからない感情になってしまえば良いななんて思いながら

奇跡が起きないかななんて思いながら

毎日が挑戦だった

目玉が取れて嬉しかった

痛いし苦しかったけど嬉しかった

そんな感情、初演では感じてなかったな

劇団員の中でも一番後輩として参加したこぼし

憧れの”岩崎役”を頑張ってくれた

実は初めての絡みがあった作品にもなった^^

毎日出たとこ勝負の鳥こぼしとのシーンはアンテナがビンビン立って楽しかったなー^^


家守ケンティーとも2年ぶり?かな?久々の共演

と言っても最初の挨拶と首を絞めて殺すだけ^^

菊川はるとも久しぶり^^ 半ばで途中言い合うシーンはあったけど

やっぱり首を絞めて殺しちゃう

劇団員の後輩たちの命を奪っていく役でしたね^^ 思い返してみると



今回なんと言っても楽しかったのが役3年ぶりとなる?

宮下さん こと 宮下貴浩との絡み

写真は場当たりの時のもので、本番とは違う動きのものですが

この教会のシーンでの宮下さんとの呼吸と目線と空気の芝居がめっちゃ楽しかった^^

最近は名のある方々との共演も増えてる宮下さん

もうビシバシエネルギーをくれるから戦うのが楽しくて

また早く宮下さんともお芝居したいなって感じた日々だった


最後の沖縄でのシーンの二人で感じ合う空気も毎日楽しかった



2017年ももうすぐ終わり

今年も沢山のお芝居に挑戦させてもらった

今こうやって板の上に立てること

それは本当に毎回思うのだけれど

劇場まで僕を見たいと思って足を運んでくれる人がいるおかげ


そんなみなさんの期待に応えながら、そして良い意味で裏切りながら

楽しいもの・嬉しいもの・悲しいもの・痛いもの・温かいもの

ぜーんぶひっくるめると

何か感じてもらえるものを与えられる役者でいたい

その為にまた来年はよりもっと成長を求めて

頑張ります

「結局人生は真っ直ぐ歩けない

    地面に這いつくばって 右へ左へ蛇行しながら進んでいくみたいだ」


これからもどうぞ応援よろしくお願いいたします^^



新里 哲太郎


Wish You All Have a Happy New Year!

tetsutaro produce theatre

芝居 とても繊細で エネルギーの溢れた空間 ここは芝居人 新里哲太郎 の想像と創造の世界 芝居を好きで楽しむ全ての人と  出会えますように

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